かぜくも掲示板

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小学部6年生 修学旅行に向けての学習

小学部6年生 修学旅行に向けての学習

 小学部6年生は、9月22日(金)に、アクアワールド茨城県大洗水族館への修学旅行を予定しています。夏休みが終わり、毎日事前学習を行い、「出発は何時?」「何に乗って行くの?」「どんなお魚がいるのかな?」「お弁当はなんだろう?」「イルカのショーが楽しみ!」「サメって大きいの?」など、修学旅行への期待感を高めています。

 今回は、お土産の選び方、買い物の仕方の学習を行いました。喜ぶ家族の顔を想像しながら、「家族のために一つ、修学旅行の思い出を振り返るために一つ買おうね。」と教師と相談しながら、欲しいものを選びます。サメやマンボウのぬいぐるみや文房具、おいしそうなお菓子など素敵なものがたくさんあり、迷いながらお土産を選び、お金を払う練習をしたり、買い物の計画を立てたりと学習を行いました。

職業講話「『介護』の仕事をのぞいてみよう」

職業講話「『介護』の仕事をのぞいてみよう」

 9月13日(水)に、高等部2年生の一部生徒を対象に、いわき市役所の方と、特別養護老人ホームの職員の方を講師としてお迎えし、「人生100年時代 『介護』の仕事をのぞいてみよう!」と題し、職業講話を行いました。

 近年、高等部卒業生の進路先や、在校生の実習先として、高齢者施設での介護補助を選ぶ生徒が増えてきています。今回は、介護の仕事を知り、実習先や進路先として検討する一助とするため実施しました。介護の仕事についての職業講話は、本校では初めての実施となります。

 講話では、少子高齢化で福祉施設の職員が不足していること、主に身体を動かすことに困難さをもつ高齢の利用者を介護していること、専門職の職員が協力して利用者に寄り添い安心して生活できるようにしていることなどを知ることができました。

 講話に続き、高齢者の身体の動きを体験する装具を付けて動いたり、車椅子に乗って自走したりする体験をしました。生徒たちは、手や指、脚をはじめ身体全体の動かしにくさや目の見えにくさを体験し、「足元がよく見えない」「本の字が読めない」「動きづらくて走れない」「車椅子で段差を越えられない」と感想を話していました。また、高齢者役の生徒の介助を体験しながら、安心して歩いてもらえる言葉の掛け方や、段差を越える際の介助のポイントを教えて頂き、介護を受ける側と介護をする側両方の立場から学ぶことができました。

 質疑応答の中では、職員の方自身の身体にも負担をかけないよう介助することの大切さや、利用者の体調や気持ちの変化に気付き安心してもらえるよう支援したり、利用者が希望する生活を実現できたりしたときの達成感が「やりがい」であることなど、介護の仕事の大切さや魅力について伺い、自分自身の進路先について考える機会となりました。

高等部2年生 修学旅行に向けての学習

高等部2年生 修学旅行に向けての学習

 高等部2年生は、10月上旬に2泊3日で岩手県と宮城県への修学旅行を予定しています。事前学習として、6月には内郷の白水阿弥陀堂を訪れ、史跡を訪れて見学することや、公共施設・公共交通機関を利用する際にマナーを守ること、さらには修学旅行で訪れる中尊寺との関係を学びました。

 2学期が始まり、いよいよ修学旅行の時期が近づいてきました。9月は学年や学級の授業で、岩手県や宮城県の地理、歴史、生活、文化等について調べてまとめる学習に取り組んでいます。

 9月12日(火)には、高等部2年4組が生活単元学習の授業で、岩手県の郷土料理である「ひっつみ汁」の調理活動を行いました。調理の前には、岩手県で「ひっつみ汁」が食べられるようになった理由や、使う食材・調味料、調理の手順などを調べました。小麦粉を水でのばして「ひっつみ」を作り、「このくらいの柔らかさかな。」「(小麦粉が)こんなに伸びるんだね。」と友達や教師と話しながら、「ひっつみ汁」を完成させることができました。完成した「ひっつみ汁」を味わいながら、修学旅行で訪れる岩手県への思いを馳せることができました。

【地域支援センター】ミニセミナー・かぜくも教室を開催しました

第1回ミニセミナーと第2回かぜくも教室を開催しました

◎「ミニセミナー」は、幼稚園・保育園・小学校・中学校・高等学校の先生向けの勉強会です。

◎「かぜくも教室」は、就学前のお子さんの保護者の方を対象とした勉強会です。

◎今後の予定は、下記をご覧ください。

アクアマリンふくしま出前講座 「動物のからだのつくり」

高等部2学年
アクアマリンふくしま出前講座
「動物のからだのつくり」

令和5年9月8日

 9月8日(金)に、高等部2学年において、アクアマリンふくしまよりゲストティーチャーをお招きし、「動物のからだのつくりと運動」をテーマにお話をしていただきました。

 魚が泳ぐための体のつくりや、氷に似せるために子供のアザラシが白いこと、トカゲのしっぽが骨も含めて再生されることなど、川や海に住む生き物の特徴に応じた骨や筋肉のつくりを知ることができました。

 また、職員の方が手作りした魚の骨格標本を見たり触れたりしながらよく観察し、学びを深めました。生徒からは、「どうやって飼育員になりましたか?」「アクアマリンで飼育しているフェネックは何を食べていますか?」といった質問がありました。質問の答えの中で、エサの種類や水分摂取の方法など、自然界と同じような環境の下で動物たちを飼育することの大切さを知り、命の尊さについて考える貴重な機会となりました。

アクアマリンふくしま出前講座「きれいな海と生き物を守ろう」

高等部1学年
道徳出前講座「きれいな海と生き物を守ろう」

令和5年9月8日

 9月8日(金)に、高等部1学年において、アクアマリンふくしまよりお二人のゲストティーチャーをお招きし、「海洋プラスチックごみ」をテーマに、私たちの生活に根付いているプラスチックの概要やマイクロプラスチック、私たちにできることについてお話をいただきました。

  生活の中で何気なく使っているプラスチックが、生活に利便性をもたらす一方で、ごみが川を通じて海に流れ出ることで海や海の生き物に苦しい思いをさせることにつながることなどについて詳しく説明していただきました。

 特に、首にごみが巻き付いた動物の保護場面の映像を見た際には、驚き、心を痛める生徒が大勢おり、世界や日本、自分たちの地元のいわきの海と海の生き物を守るためにできることについて考える、大きなきっかけとなりました。

 今回の講座を通して、「ゴミ拾いをする。」「SDGsに取り組む。」などの発言もあり、自然や動植物の生命を大切にするために、日々の生活の中で自分たちにできることを調べ、考え、実践する気持ちが高まりました。

生徒会役員が地域貢献活動を行いました

生徒会役員が地域貢献活動を行いました

 夏休み中の8月29日(火)に、高等部の生徒会役員が地域貢献活動に取り組みました。

 いわき市が主催する清掃活動ボランティアの「いわき市クリンピー応援団」と、「いわき市不法投棄監視サポーター」に登録し、四倉海岸の清掃作業と不法投棄の監視啓発活動を行いました。

 当日は快晴の下、四倉海岸に落ちていた弁当の容器、飲み物の紙パック、たばこの吸い殻、使い終えた花火などを拾いました。

 参加した生徒会役員の感想を紹介します。

 四倉海岸の清掃活動をしてみて、環境に良い活動だと思いました。魚がプラスチックを食べてしまったり、動物がケガをしてしまったりと、動物たちにとって生きにくい環境になっています。私達がごみを拾うことで動物たちは生きやすい環境になり、私達にとっても過ごしやすい環境になっていくことが分かりました。また機会があれば協力したいと思います。
 今回の海岸清掃に参加して、ごみ拾いが大変な作業だと思いました。周りをよく見ないと発見することができなくて、暑い日ということもあって大変でした。ですが、きれいにしたらすごくうれしかったし、やりがいもあったので、また参加したいと思いました。

『第11回フラガールズ甲子園』に参加し「奨励賞」を受賞しました

『第11回フラガールズ甲子園』に参加し「奨励賞」を受賞しました

 8月20日(日)にいわきアリオスで開催された『全国高等学校フラ競技大会(第11回フラガールズ甲子園)』に、高等部特設フラダンス部の生徒が出場しました。

 大会前日の19日(土)には、会場のいわきアリオス大ホールでリハーサルが行われ、生徒達はステージで踊る感触や大ホールの雰囲気を短い時間の中で確かめました。

 大会当日は、全国から集まった参加21校の高校生と元気に「おはようございます!」と挨拶を交わし、全員で開会式に参加しました。

 控室やステージ袖で出番を待つ間は緊張した表情の生徒たちでしたが、ステージに立ち曲が流れると、夏休み中に練習した成果を発揮し、伸び伸びと課題曲「Aloha Hula」を披露することができました。課題曲の演舞後、自由曲演舞までの時間は、アリオスの中ホールで最後の練習を行い、振り付けやフォーメーションを確認し、自由曲「TE HIVA」を披露することができました。

 閉会式では審査結果が発表となり、本校は宮城県立支援学校小牛田高等学園とともに、「奨励賞」を受賞することができました。

 参加した生徒の感想を紹介します。

 フラガールズ甲子園で賞をとることができました。たくさん練習をして振り付けなどを覚えました。来年のフラガールズ甲子園でも、たくさん練習をして賞を取りたいです。(高等部2年生)
 学校生活最後のフラガールズ甲子園でみんなと一致団結して踊れました。練習では出来なかったところも本番ではきれいに出来ていたのですごく感動しました。奨励賞も取ることができてすごく嬉しかったです。またいつか、みんなの前で踊れたらいいなと思いました。(高等部3年生)

 フラガールズ甲子園は終わりましたが、今後も学校祭「風と雲のまつり」や、市内で開催されるイベントでの発表に向けて練習に取り組んでいきたいと思います。今後も応援をよろしくお願いします。 

高等部3年生の実習前全体会を行いました

高等部3年生の実習前全体会を行いました

令和5年9月8日

 9月8日(金)5校時に、高等部3年生の実習前全体会を行いました。高等部3年生は、9月11日(月)から22日(金)までの9日間、「産業現場等における実習」として、校外の企業や事業所等で様々な活動に取り組みます。

 校長先生からの「卒業後の進路を決める最後の実習になります。自分に合った進路を見つけられるようにしましょう。」という話や、進路指導担当の先生からの「今までの実習を振り返り、挨拶、返事、報告等の基本的なことを大切にしながら、精一杯取り組みましょう。」という話を、生徒達は緊張した表情で聞いていました。

 その後、企業、就労継続支援B型事業所、生活介護事業所等、実習先の種別ごとに分かれ、「自分から積極的に仕事を探します。」「報告や相談を簡潔に伝えるようにします。」「大きい声で接客できるようにします。」「言葉遣いに気を付けます。不安もありますが、頑張ります!」等、生徒達が自分で考えて決めた目標を発表して、実習への意欲を新たにしていました。

高等部の芸術鑑賞教室を実施しました

高等部の芸術鑑賞教室を実施しました

令和5年9月7日

 9月7日(木)に、仙台フィルハーモニー管弦楽団に所属するチェロ奏者の吉岡知広さんと、コントラバス奏者の名和俊さんのデュオ・ユニット「伊達LOW Strings」をお迎えし、高等部の芸術鑑賞教室を行いました。

 今回は、「おでかけアリオス 伊達LOW Stringsコンサート」と題し、『チェロとコントラバスのためのソナタより 第1楽章』や、『組曲「動物の謝肉祭より 白鳥』などの演奏を鑑賞しました。

 曲の合間には、チェロとコントラバスの演奏体験があり、代表の生徒が演奏方法を教えて頂き緊張しつつも演奏することができました。また、大きい楽器ほど低い音が出ることや、2つの楽器がオーケストラの中でメロディやベースラインを支える大切な楽器であることを、演奏を交えながら分かりやすくお話しして頂きました。

 終盤には、いわき支援学校の校歌を演奏して頂き、演奏に合わせて校歌を歌いました。プロの演奏を聴いた生徒たちは、曲が終わるごとに大きな拍手を送り、「初めてチェロに触れて緊張しました。」「楽しかったので、また聴きたいです。」「聞いたことのある曲の生演奏を聴けて良かったです。」「曲をイメージして弾くのが素晴らしいと思いました。」といった感想を友達や教師と話しながら、充実したひとときを過ごすことができました。